ヨガを伝える立場になってから、
幾度となく投げられているこの質問。
人はなぜ痩せたいのか。
十人いれば、十の理由があると思います。
今回は端的に、私がヨガを通じて経験したことをお伝えします。
答えを先に言うと、
体重は変わらないけれど、
体のラインは変わりました。
です。
恥ずかしいですが😅 下の写真を見てみてください。
7年前と現在を並べたものです。
体重の変化はありません。
左はヨガインストラクターになって4年目。
柔軟性は上がってきていましたが、まだお腹の使い方、コア(丹田)の入れ方がよく分からなかった時代です。
それから7年経った今、食生活に大きな変化はありません。
筋トレをしている訳でもありません。
毎朝40分〜60分のヨガを継続した結果、コアを意識できるようになり、
結果的にお腹周りが締まってきたのです。
この経験を踏まえ、お腹周りを絞りたい方には、
鏡の前でお腹を凹ませてみてください。
コアを鍛えることができれば、その体型になれます。
それ以上痩せたい場合は、減量が必要になってきます。
とお伝えしています。
とは言え、食べ過ぎれば当然お腹は出ます😂
毎日レギンスを履いてヨガをしているので、お腹が出れば一目瞭然。
体の変化にすぐに気づけるのも、ヨガの利点の一つです。
ヨガは、骨盤をしっかりと起こした姿勢がとても大切です。
気が抜けるとコアも緩むので、クラス中は色々な表現を使いながら、コアへ意識を向けてもらっています。
初めはなかなか難しいんですが、意識を癖付けることで、次第に筋肉が自分のものになっていきます。
コアは、体のラインを美しく見せてくれるだけでなく、腰を守ってくれます。
19歳で椎間板ヘルニアの気がある、と言われていた私が、特に大きなトラブルなく、ぎっくり腰も経験せずにここまで来れたのも、ヨガのおかげです。
この筋肉は、腰痛を起こした時に巻くコルセットと同じ、腰を守る役割をしてくれるのです。
色々と語ってきましたが、理想の体型ではないとしても、今の自分に充足感を感じながら生きるのが、ヨガ本来の教えであり、まだまだ遠いですが、私も目指しているところです。
ヨガを始めるのに、身体が柔らかい必要も、痩せている必要もありません。
ウエアも必要ありません。
まずやってみて考える。
そんな一歩の後押しになれば嬉しいです。
今日は、最近見かけたニュースについて、書こうと思います。
先日、検索サイトを開いたら、
『ヨガインストラクターの生活実態 #生活危機』
という言葉が目に飛び込んできました。
その記事曰く、近年のヨガブームから、レッスンよりも収益の高い、インストラクター育成のティーチャーズトレーニング(以下TT)に注力するスタジオが増えた結果、ヨガ業界が資格ビジネス化しているというのです。
実際に、資格をとったものの働き口がない人や、フリーランスの名のもとに不当な条件で働かされている人の話も紹介されていました。
=元ハケン業界人から見たフィットネスの世界
ここからはわたしの感じていることです。
わたしはインストラクターになる前、派遣会社で働いていました。ちょうど法律が変わって規制が緩和され、どんどん新しい派遣会社が出来る、派遣バブルみたいな時代でした。
世の中にハケンで働く人が増えた結果、色々な問題も生じて、法律が毎年のように改正されるので、採用する側の企業も、派遣する側も、変わっていく法律を勉強して、働く人の権利を守る努力をしていました。
そんな毎日からヨガインストラクターへ転身したときは、フィットネス業界のギャップに正直驚きました。
その頃の求人には、“美人インストラクター募集”というのがあったり、フリーランス契約をしたスポーツクラブで、タイムカードの打刻を義務付けられたり、法律に神経を尖らせていた会社員時代と比べて、こっちは別世界だな、と感じることが度々ありました。
=フリーランスの立ち位置って?
わたしの場合は、自分のスタジオをOPENするまでの約一年間、フリーランスで働いたのですが、楽しかったし良い経験になりました。
ですが、やっぱり長期的に見ると、フリーランスは個人と企業の契約な分、他の働き方と比べると色々リスクは高いと思います。
例えばハケンなら、派遣元と派遣先の会社間契約になるので、契約を結ぶ前に法律に詳しい人たちのチェックが入ります。
個人だとそれがない。もし心無いスタジオに当たると、フリーランス=自己責任で何でも片付けらてしまうかもしれません。
そして、企業の都合で突然仕事が無くなるリスクの大きな順にしても、個人事業主>派遣>正規雇用ということになると思います。
もし、ヨガが資格ビジネス化してインストラクターの飽和状態が起きているなら、多少働きにくくても、意見をしたら他の子に仕事が回っちゃうんじゃないか、という不安もあるかもしれません。
=フリーランスの利点って?
フリーランスの魅力は、
⚫︎一日拘束されずに好きな時間に働けること。
⚫︎まとまった休みを取りやすいこと。
これ、最高ですよね。
生徒さんが増えてくれば、独立の後押しになるし、色々な場で重ねた経験は、将来自分のスタジオをOPENするなら大きな糧になると思います。
=フリーランスの欠点は?
逆に、独立の予定もなく、ヨガインストラクターのフリーランスのみで、平均的な会社員のお給料くらい稼ごうとなると、非効率的でリスクも高いと思います。
例えば1レッスン4000円の契約で1日に3本のクラスをこなすのは、時給2000円のアルバイトを6時間するのと同じです。
そのアルバイトに週5日入るのと同じだけの収入を得ようとすると、複数の企業と契約をして、1日に何度も移動することになります。
その移動時間はお金になりませんし、ホットヨガであればレッスン後にシャワーを浴びないといけなかったりします。
社会保険や有給もない、そして企業に何かあった時、最初に契約を切られる可能性が高いのがフリーランスです。
良い点と悪い点を踏まえて、自分がどんなふうにヨガと関わっていきたいのか、明確にすることが大切だと思います。
=ヨガを教えるのにRYT200は絶対必要か?
わたしの周りには、TTを取ってもそれまでの仕事を続けて、週末にサークルで友人に教えている、という人も多くいます。
また、長くチェリアに通っている生徒さんの中には、TTは取っていないけれど仕事仲間にヨガを教えている人もいます。
私個人的には、仲間や身内にヨガを教えるのに、200時間のTT取得は必ずしも必要ではないと思っています。
人に伝えることは、自分自身の勉強のためにも良いので、ヨガを深めたい人にはお勧めです。
まずやってみて、補足したい知識が明確になったら、たくさんあるティーチャーズトレーニングやワークショップから、自分に合ったものを選んでも良いのではないでしょうか。だって高いし!
ヨガLOVERなら、自分自身が毎日マットの上でリラックスできる環境が、一番大切ですよね。
ヨガを仕事にしたことで、それが出来なくなってしまうのであれば、それは本末転倒です。
気持ちが入って長文になってしまいました😅
今、悩んでいる方が、何か考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうざいました。
2024年も1ヶ月が過ぎようとしていますね。
今年新しく始めたこと、または計画していること、何かありますか?
私は最近、目覚まし時計を買いました。
今更?スマホで良くない?って感じですよね。
先日心斎橋の百貨店で買ったのですが、店員さんに聞かなきゃ見つけられない、
すみっこの壁際にほんの少しだけコーナーが残っていました笑
ガラケーの時代から、もうずっとアラームは携帯なので、私も目覚まし時計を使うのは、何年振りだか思い出せません。
きっかけは先日、翌日午前中に何も予定が入っていなかったある日に、スマホを別の部屋に置いたまま眠ったんです。
次の朝、自然に目が覚めて、いつもの朝のルーチンをこなしながら、なんかすごく気持ちよかったんです。
アラームで目を覚ましてからの、スマホダラダラ見がなかっただけで、布団から出る時間も早くなり、ヨガの集中力も、いつもより増していました。で、ん?この生活、いいかも!
と、なったわけです。
まだ1週間くらいですが、とても調子良いです。
夜眠る前、朝起きてからのスマホ時間が気になっている方、目覚まし時計生活どうでしょう。
2024年は新しいチャレンジも色々していきます。
宮崎でのリトリートを開催する予定です!
今年も チェリアをよろしくお願いいたします。
チェリアに新しい絵が仲間入りしました。
この絵が表しているのは、Yamas&Niyamas ヤマとニヤマ
ヨガ=ポーズと思われがちですが、この二つはポーズ以前に心がけるヨガの土台となるもの。
ヤマは人に対してしてはいけないこと。
(非暴力、嘘をつかない、盗まない、禁欲、むさぼらない)
ニヤマは自分自身が日々心がけること。
(心を清浄にする、足るを知る、修練する、精読する、献身する)
正直に言いますが、私自身も出来ているなんて決して言えません😅
「ヨガを始めたい理由を聞かせてください」
初対面のお客様に尋ねると、それぞれのストーリーを語ってくれます。
痩せたい。身体の硬さが不安になってきた。ストレスがやばいなどなど
ヨガに限った事じゃなく、人が何かを始めようとアクションを起こす時、そこには必ず理由があって、その先のイメージは今よりちょっとHappyな自分、だと思うんですね。
例えば、
体を柔らかくしたい→いつまでも元気でいたい
痩せたい→可愛い服を着こなしてみたい
のように。
日常にヤマニヤマを取り入れ実践することは、内面を磨くトレーニング。
柔軟な体に、Happyな思考が備わったら、最高じゃないですか??
これからは、クラスでも積極的にヤマニヤマのお話をしていきたいなー。と思っています。
先週、嬉しい出来事がありました。
それを書く前に、チェリアの歴史を少しお話しします。
来年3月1日で7周年を迎えるチェリア。
東京や埼玉のヨガスタジオでの、数年のインストラクター活動から、突如遠く離れた大阪で
いきなり自分のスタジオをオープンさせるという無謀な挑戦に、「大丈夫なの?」と何度も言われました。
オープンまでの私の行動は、
2月3日埼玉→大阪へ引っ越し
2月5日から物件探し開始
2月10日くらいに賃貸契約
3月1日スタジオOPEN
こんな感じでした。
物件を決めてから、オープンに至るまで、私がしていたことの大半は、
『ポスティング』
でした。
あらかじめ作っていたチラシに、契約したチェリアの住所を加え、
刷り上がった1万枚のチラシを、ひたすら歩いて投函しました。
千枚を配り終えた時、一件の反響がありました。
その時の心境が、Facebookに残っていたので、そのまま転載します。
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今朝はチラシを見てきてくれた美人さんと、朝ヨガをしました。
1000枚配ってたった一人きてくれた、大切なお客様。
丁寧に一つ一つを感じてもらい、キラキラ笑顔で出社していかれました。
埼玉の田舎とは、やっぱりリターン率は違うけど、まだ9千枚残ってる。
あと9人の素敵な出会いを信じて、さあ今日もポスティング頑張りましょー
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長い長い前置きでしたが、
先週、このチラシ反響第1号のお客様が、久しぶりにレッスンへ来てくれたのです。
彼女は、
「色んなことを試して、今私に必要なのはここだと思って帰ってきました」
という言葉をくれました。
彼女の中に残っていた私の言葉も、いくつか話してくれました。
中にはそんなこと言ってたんだー、というものも😅
当然、7年経てばものの見方に変化も出ます。
今、自分が感じていることを、素直に愛をもって伝えることを大切にしよう。
これからも帰る場所を暖めておこう。
そして、この無謀なスタートをしたおかげで出会った全ての人に、
いつでもお帰りなさい。
そう感じた週末でした。
写真は上記のフェイスブックに添えられていたものです。